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kinominoお菓子

  • オートミール・フラップジャック
    無添加&オーガニックの食材のみでお菓子を焼いています。 「からだとこころを紡ぐおやつ」がテーマ。 子供や子育て中のお母さんにもあんしんして選んでもらえ、ほっとくつろげるおやつタイムに寄り添えたらなぁ・・・そんな気持ちです。

傍らの本

2009年5月18日 (月)

おやつ天国

おやつ天国
寝る前に面白い本を読みはじめると、一気に読み過ぎて寝不足になる。という事にやっと気がついて、最近はエッセイや旅の本などを読むようになりました。

最近ハマった本は伊藤忍さんの「ベトナムめしの旅」。

こんな感じです。

ベトナム人はおやつが大好き。一回の食事で食べる量は少ないのですが、ちょこちょこおやつを食べる姿をよく見かけます。午前中だったり、午後だったり、夜遅くだったりと三度の食事以外の時間にも、街中に屋台や食べ物売りが多いのはこの為でしょう。
通りに座っていると、さまざまなおやつ売りが通り過ぎます。
大きなビニール袋を抱えている人は「お煎餅」売り。ごまやココナッツミルク入りのライスペーパーを焼いたもの、ベトナムプリンの屋台は氷と濃く出したベトナムコーヒーをかけてくれるのです。
ベトナム風のぜんざい「チェー」の屋台は、甘く煮たあずき、ココナッツミルクで煮た芋やバナナ、豆と煮た甘いもち米、緑豆あんをつめた白玉団子がを盛ってもらいその場で食べてもよし、ビニールに入れてお持ち帰りもよし。
わざわざ買いに出向くことなく、次から次へとおやつ売りが通り過ぎます。

本を閉じて、未知なる味の世界へ思いをはせつつ眠りにつく。

あぁ、いつか行きたい「おやつ天国」ベトナムへ。

2008年5月 6日 (火)

木の萌

木の萌
最近の愛読書は「出羽屋の山菜料理」という本。

出羽三山の登山口にある宿の主人が書いた古い本で、山菜を食する時の礼儀を感じます。
長く厳しい冬をじっと耐えてきた雪国の人にとって、萌いずる春の息吹きを感じさせてくれるほろにがい木の芽の味は「木の萌」とよばれ珍重されたそうです。

なんとタイムリーなことに、山形の友人が久しぶりに遊びに来てくれまして、採れたてのうこぎとぎぼうしをお土産に頂きました。

記憶の片隅に聞いたことある山菜名、料理の仕方は全く知らず、その友人に教えてもらい一緒に料理、一緒にご飯。楽しい時間。

山形ではあけびの若芽を食べるそうで、これを木の芽、木の萌というそう。

きれいな言葉だなぁ。

昨年実をつけていたあけびのツルを、翌日慌てて見てみると若葉を過ぎてしっかり茂っていた、残念。来年までのお楽しみとなりました。

時々しか会えないけど、うこぎやあけびを食べるたび、きっと彼女を思い出すんだなぁ。
茎が白いのがぎぼうし、右がうこぎ、どちらも同じようでチョット違う。ややぬめりがある食感がとても美味しい山菜でした。