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kinominoお菓子

  • オートミール・フラップジャック
    無添加&オーガニックの食材のみでお菓子を焼いています。 「からだとこころを紡ぐおやつ」がテーマ。 子供や子育て中のお母さんにもあんしんして選んでもらえ、ほっとくつろげるおやつタイムに寄り添えたらなぁ・・・そんな気持ちです。

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2012年12月

2012年12月26日 (水)

お菓子部屋「きのみの」のこと2

お菓子部屋などなんと優雅な事、と思うかもしれませんが

もちろん震災で被害をうけた、薪窯、屋根、柱、基礎のゆがみを直すことが先でした。
私としては日常を取り戻す事、仕事をスタートできる事を重視していましたのでお菓子部屋についてはあまり口にできるものではありませんでしたし、でもいつかきっと!という気持ちは持ち続けていました。
なかなか進まない復旧作業でしたが、家族や仕事を失っていないだけでありがたい事だと思うようにしていましたし、実際これ以上何かを望む事にちょっと疲れてもいました。
でもそんな時だからこそ、いつまでも同じところに留まっている自分に「何やってるの」と揺さぶられる感覚を何度も感じていたのも本当です。
何ができるか・・・より、何を本当にやりたいか・・・を突き詰めずにいられなかった1年だったように思います。
勿論、沢山の事や人に助けられ、小さいけれど私のお菓子部屋を持つことができた事を感謝いたします。
現在、きのみののHP制作中です。できあがりましたらURLをお知らせいたします。
こちらのブログは形を変えて、書いていけたらと思っています。
Th_img_5077

2012年12月25日 (火)

お菓子部屋「きのみの」のこと1

おひさしぶりです。

9月から始まった震災後復旧工事の一環として長年不便に思っていた水道をひきました。そしてその水道をひいた事で使われていない、開かずの間にも役割が!
長年の構想であった私のお菓子部屋がついに完成したのです。
思いきのようにきこえるかもしれませんが、5年前からの構想です。
はじめて保険センターに聞きに行った時の事は忘れもしません。
●キッチンとは別の調理室が必要な事
●水道水が豊富にでること
●衛生管理士の資格がいる事
などなど・・・
特に二番目の水道については、容易に出来る事ではないことが分かっていたので、ため息まじりにいろいろTh_img_3475 質問したことを覚えています。
正確には、井戸水でもフィルタを設置して度々検査を受ければokとのことでしたが、ただでさえ渇水気味の井戸では論外です。
しかもその後の震災でさらに井戸水は出なくなり、日常生活さえ不自由になっていきました。
当時3歳の下の子をつれ、雪のちらつくセンターからの帰路は、夢が始まったと同時に長い忍耐の時期が始まった時でもありました。Th_img_3518
写真上は穴のあいた納戸の床をはがしたところ。他天井や入り口も朽ちていたため取り外し修復。部屋のしきりをはずしてボードをはったところです。

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