塩梅

004「あんばい」 物事のほどあい・絶妙な加減

隣町に住んでいた頃は、庭に梅の木があったのでこの季節は梅の香りに包まれてというより、香りを放ちながら色を変えてゆく大量の梅をやれ梅ジュース、シロップ煮、ジャムに、と半ば急き立てられて過ごしていたように思います。

初めて漬けた梅干の味はエグくて塩辛くて、なぜこんなに不味くできたのか?というくらいだったなぁ。大げさじゃなく食べ物じゃなかった。

こんなに手間隙かけてこの味かー・・・、もう梅干しはいいや、とあっさりあきらめた5年前。

そして今日、沢山の梅を頂いて、とうとうまたもや梅を漬ける日がやってきました。もともと父が梅干し漬けの名人(?)だったので、漬けてもらった梅を食す事にすっかり慣れていた私。塩加減も重しの具合もわかりません。塩をまぶして漬けとけばいいんだから、って言ったって用具や重石を準備するだけで結構大変なんですよねー。

けどたまにやるから大変&失敗する、毎年やっていればだんだん上手になるだろうってなわけで失敗覚悟で漬けてみます。

おもてに転がっていたホウロウの鍋をキレイに洗って、重石と落し蓋を熱湯をかけて天日干し、梅のヘタを楊枝でとってきれいに洗ったらタオルで水気をふき取ってと・・・、電話ごしに父から聞いたとうりの塩加減でつけました。うまく水があがってくれるといいなぁ。

梅干し上手に漬けるなんて10年はえぇ(早い)!と思った5年前、今から5回位失敗するとしても○○歳!十分なお歳になるではないか!!

ま、失敗しても梅酢を使ってゆかりやしょうが漬けができるもんね、楽しみ楽しみ♪。

父も今頃梅の収穫している頃かな。

いつか美味しい梅を漬けられるようになりたい、遠くの父母の健康を願いつつの梅漬け。梅の味とは、実に色んな塩梅からできている、シンプルなほど程よい加減が必要になってくんでしょうか。

| | コメント (0)

回転飲茶

10年ぶりの中華街。Photo

血わき、肉踊る(?)やっぱり鼻息荒くして、全く変わらない通りを練り歩いてきました。

いや、10年前は無かったなぁ「回転飲茶」。食べ放題で2000円とか。こんなところにもファーストフード化現象が。

ファーストフードがいけないわけじゃないけれど、味の画一化というのか、中華街にきてコンビニっぽい味を食べたくはないですよ。

裏通りのお店に入ればほらほら「イラシャイマセー」と中国訛りの変な日本語。

回るテーブルに子供達も大喜び、これだよーコレ!と私自信はしゃいでいたら「回るテーブルは日本発祥で中国は逆輸入」なんだって。がくりっ。そういえば日本人が考えそうだ、ってことは寿司をまわしちゃう発想もここから?そして飲茶もまわしてしまえ!と?

中国製品や中国食品の問題がここまで大きくなってくると「美味しければいいじゃない」

とは断言できないけれど中国の漢方や薬膳の土台をもつ懐の大きさというか(胃袋の大きさ?)華僑の人達のたくましさとか私は好きですけれどね。

10年前にせいろを買ったお店、使いたおして壊れてしまったので思い切って30センチの大きいものを購入、ついでにレンゲも。これで家族分の肉まんをいっぺんに蒸せるー。

それとピータン2袋、ザーサイ2キロ、腐乳、トウチ、タピオカ、ライスペーパー、八角、肉まん、お茶、家に帰ってテーブルに並んだ品はやっぱり10年前と変わっていませんでした。

やっぱい楽しいなぁ、中華街。

久々に皮から肉まんを作るとしますか。

| | コメント (0)

道の市

002 遅ればせながらの報告。

先週末、笠間「道の市」というイベントに出かけてきました。

今年で6回目のこのイベントは、プロ、アマ問わず、自分のペースと領域を守り、モノを作り続けている本物の名人、自称名人に呼びかけて、作り手の顔と心が見えるお祭りです。

毎年覗いていますが、年々参加人数も増え、県内外問わず、ジャンル問わずながらなんとなくみなさんやさしげーな、雰囲気。

上の写真は手作り石鹸屋さん azure soap さん。わかりにくいですが、糠石鹸、薔薇石鹸、つばき、カロチン(ニンジン色)など天然成分のやさしい石鹸のほかに、透明水玉やお空(雲が浮かんでいる)地球型やケーキの形など楽しくなるものばかり。

私は下の糠石鹸を350円にて購入しました。

1個から販売可能とのことなので興味のあるかたはこちらhttp://2.t-com.ne.jp/azure/

このようなイベントでいろんなジャンルの作品や作家さんに会うのは本当に良い刺激になりますね。最近は特にセルフプロデュースというのか、自分の世界の見せ方が上手な作家が多くて勉強になります。それもネット文化が進んだおかげなのかもしれませんね。生産から販売まで全部自分の管轄でできますから。だからこそ顔が見える、心を感じるのも求められるわけだし。自己完結しちゃいそうで、やっぱり最後は手渡し、みたいなのがいいですよね。

010 それからツリガネニンジンで染めた靴下を買い、テンペバーガーを食べ有機野菜を手に、子供達と射的に興じ、なんだかすごい満足感。

梅雨の晴れ間にぴったりのイベントでした。

| | コメント (0)

うつわや

Anaba_1 出会いの場、の話になりましたが、まさにいい物と良い時間に出会える空間。

うつわや「季器楽座」さん。www.kikirakuza.com

本当はあまり教えたくないちょっと穴場的お店なんですが、うちの焼き物を展示して頂いてるのだから沢山の方に知ってもらわなくてはなりません。

現在「初夏の布展」開催中(~6月15日まで)、京都の織り工房さんの展示ですが、我が家の器も少しですがご一緒させてもらっています。

場所は水戸の県庁の裏手、竹林に囲まれたちょっと分かりにくい、それがまた良い雰囲気をかもしだしています。

県内外の陶器や作家物の小物など扱っていて、オーナー夫妻とも気さくで丁寧に接してくれます。カフェコーナーでは手作りシフォンケーキと美味しいコーヒーで時間が止まったような錯覚に。

大壺見逃した方、隠れ家的お店が好きな方、是非お出かけ下さいね。

| | コメント (0)

出会い

011 世の中“出会い”に満ちているなぁ、と感じるこの頃。

買い物一つとっても、やっぱり出会いなんですよねぇ。

買う気まんまんで出かけても出会えなければ手には入らないし。

こういう焼き物などの仕事をしておりますと、人との出会いもとっても重要で大切なんですね。人との出会いの間に焼き物があったり、焼き物とお客様の出会いの間にお店や空間があったり。

出会う事、人との間の橋渡しの場というのは、それこそわかる人にしか分からないと思うんです。その瞬間が好きだからこういう物作りの仕事をしている、と言っても過言ではないように思います。

何度出会っても、素通りしてしまう・・・、みたいな事も有る。

時間やお金では換算できない事だと思うんです。

ホラ、この大壺と山ボウシの枝先だって奇跡みたいな時間を越えて“出合った”という事なんです。

その瞬間に私が居られたら、本当の幸せだなぁ・・・と。

| | コメント (0)

黒いおやつ

Photo 今日も雨。

関東も梅雨入りですか。

何かやる気が出ないので、部屋中をお菓子の良い匂いにしてみようかな。

焼締めの器に合うお菓子、真っ黒いのがいいなぁ。

黒ゴマのブラウニーとダコワーズショコラ二品を作りました。

黒ゴマはたっぷりの練りゴマとちょっとお醤油。

ダコワーズは粉砂糖とアーモンドパウダーの軽い生地に生チョコクリームをサンド。仕上げに黒胡椒を挽きます。

この味の以外性にただいまハマリ中。分かる人にだけ分かれば良いんです。

にしてもこの湿気、サックリさせたいお菓子もなんだかペタペタ、しかも黒過ぎ?

雨に濡れた庭先も映しこんでみました。

| | コメント (3)

左馬

033_2 初窯展が笠間「ギャラリー門」で開催しました。

初日に新聞で紹介されたこともあり、週末は遠方の方も来場頂きました。

初窯の作品には縁起を担いで「左馬」の紋や絵を入れます。

言われを辿ってみると、『その勢いのある様、右に出る者無し』というのが一番ピンときます。一生のうち、初窯を焚くということはそう何度も無いと思うので「左馬」紋のある作品は貴重という事になりますね。

焼き締、特有の様々な雰囲気の器や花器などが並び、好む方は相当時間をかけてじっくり見ていかれます。

ギャラリー門さんは吹き抜けの回廊になっていて作家ごとの展示が見やすく、

お箸や手ぬぐいなど和小物も充実していて時間をかけてじっくり覗いて欲しいお店。

一番奥の空間が個展会場になっています。

| | コメント (4)

窯出し

002 窯出し前の超極秘写真?ですよ。

いや、わかるヒトには分かる。私のようにボンヤリ見ているヒトには全く分からない、という意味では極秘でも丸秘でも無いですがね・・・。

オキや炭にうずもれて転がり散乱しているだけ、のようにもみえますが、かなり計算された窯詰めの結果の様子です。アクロバティックです。

ちょっとした角度や重なりが、作品の雰囲気を決定着けるので窯詰めは大変ですが、一番楽しそうな仕事でもあります。

今回の目玉は「大壺」三個。

写真では分かりにくいですが、かなりの大きさです。窯詰めも窯出しも二人がかりでした。

大きけりゃ良いわけではありませんが、かなりの迫力。

どんな風に仕上がったのか、実際に個展会場で見て下さいね。

いよいよあさってからの初窯展です。

| | コメント (0)

初窯

007

我が家は焼き物やで、このたび相方のTさんが薪窯を製作、そして6昼夜におよぶ窯たきを終えました。

初窯での個展を控えている為、期限つきの窯つくり&窯たきになり無事に終えられなによりです。

写真は窯焚き4日目、煙突から吹き出る炎です。まるで合成写真みたいですねぇ。このような状態の頃は煙も黒煙がもくもく、窯の周りもかなりの熱さになり、疲れもピークに。

体力と精神力が問われる薪の窯焚きはまさに男たちの仕事ですね。

私はもっぱら鍋番で、6日間の御飯をあれこれ考えるのも楽しいもの。いつもよりスタミナ食になるので、自分まで食べ過ぎに・・・。

個展の詳細はホームページの最新情報をご覧下さい。

アドレスはhttp://www.ab.auone-net.jp/~kobushi/

今後、窯作りの様子など紹介していきたいと思います。

| | コメント (2)

相性抜群の


引続きの山菜料理です。
ギボウシをもってきてくれた友人の母の調理例に従って作ってみました。

山菜料理っていうとおひたしか天ぷらといったところで、イマイチつまみレシピしか思いつかないところ。山形の郷土料理とでもいいましょうか、ナマリ節(鰹のことですね)と煮含める方法を教えてもらいました。

  • ギボウシのスジを簡単に取り、熱湯でサッとゆがく
  • 3センチ位に切り、みりん、砂糖、醤油、適当な大きさにしたなまり節と煮て、水分がなくなってきたら出来上がり

ギボウシはくせの無い山菜なので、鰹の出汁を吸って御飯のおかずにもなりそうな濃い目の味になりました。ちなみになまり節の代わりにシーチキンでもおいしかったですよ。

あぁ、また食べたいなぁ。

| | コメント (0)

«木の萌